財務会計とは
財務会計は、企業が行う会計活動のうち、外部利害関係者(株主、投資家、取引先、金融機関、税務当局など)に対して経営状況を報告するための会計を指します。
企業の財務状態や経営成績を客観的に示すことが目的であり、会計基準や法律に基づいて処理が行われます。
財務会計の目的
- 企業の透明性確保:外部への情報開示によって信頼を確立
- 意思決定支援:投資家や金融機関が判断材料として利用
- 法令遵守:会社法や金融商品取引法、税法に準拠
- 利害調整:株主や取引先など多様な利害関係者の判断基盤
主な業務内容
1. 記帳・仕訳
日々の取引(売上、仕入、経費、資金移動など)を仕訳し、会計帳簿に記録します。これが財務会計の基礎となります。
2. 決算業務
- 月次決算:毎月の業績を確認
- 四半期決算:上場企業などが開示義務を持つ場合に作成
- 年次決算:貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書などを作成
3. 財務諸表の作成
- 貸借対照表(B/S):資産・負債・純資産の状況を示す
- 損益計算書(P/L):一定期間の収益と費用から利益を算出
- キャッシュフロー計算書(C/F):資金の流れを把握
4. 監査対応
上場企業などは外部監査法人による監査を受け、会計処理の適正性を確認されます。
5. 税務申告
法人税、消費税、地方税など、税務申告の基礎となる財務データを整備・提出します。
管理会計との違い
- 財務会計:外部向け、法律や会計基準に基づき報告
- 管理会計:内部向け、経営判断やコスト管理に活用
両者は目的と利用者が異なる点が特徴です。
財務会計の重要性
財務会計は単なる記録業務ではなく、企業の信頼性や持続的な成長を支える基盤です。正確で透明性のある会計処理は、投資家や社会からの信用を得るために不可欠です。