GUIアプリケーションを利用する
GitやGitHubへ操作を行うことができる便利なアプリケーションを見つけました。
Git中心の開発現場では当たり前の話かもしれませんが、Micrisoft環境での環境で開発されている場合などはTeam Foundation Serverの利用が多いと思いますので、Git = コマンドを覚える学習コスト という考えも少なくないと思います。そんな方へ便利な画面操作で管理できるアプリケーションのご紹介です。
SourceTree とは
SourceTree(ソースツリー)は、Atlassianが提供するGit (またはMercurial)のためのGUIツールです。
コマンドラインの代わりに画面上から視覚的にGit操作を行えるため、Gitを使ったバージョン管理がより
簡単に直感的に行うことができます。
Gitでは、まずコマンド操作を基礎学習として学びましたが、CUIの学習、習得コスト、開発効率や、開発の運用定型化などを考えると、実際に利用には、GUIで視覚的にわかる形で使用することになるでしょう。
アプリ機能から操作できる
Gitの基礎的な操作を覚えておけば、特に問題なく便利に利用できるでしょう。
構成管理ツールですから、ソースコードの履歴やコミット分との差分比較など一般的な機能を網羅しています。
頻度利用する方へ、例としてチェリーピックなど少し複雑な操作も問題なく存在します。
◆ チェリーピックとは:一部のコミットだけを別のブランチに取り込む」場合に使う機能
バグフィックスをメインブランチに適用したいが、他の開発中の機能は取り込みたくないときや
開発ブランチで作業している複数の変更の中から、一部だけを別のブランチに適用したい場合などに使用する。
プログラムコードやファイルの視覚化
コードを視覚的に確認しながらの作業が、単純に一番のメリットとなるでしょう。
あとはツール自体が使いやすいか?自分の開発にあうか?という部分で気に入れば自分のお気に入りの
ツールとなるかもしれません。私は最初に見つかったGITの構成管理操作ツールとして便利に使っています。
主な機能と特徴
無料で利用可能
個人利用、商用利用を問わず、無料で提供されています。
視覚的なコミット履歴の表示
コミットやブランチの履歴をグラフとして視覚的に表示。
ブランチ間の変更の流れを簡単に把握できます。
ブランチの管理
ブランチの作成、切替、削除などがGUIで簡単に操作でき
複雑なブランチ構造を視覚的に管理可能。
リモートリポジトリのサポート
GitHub、Bitbucket、GitLabなど、さまざまなリモートリポジトリとの連携が出来る。
リモート操作(プッシュ、プル、フェッチなど)も簡単です。
Gitフローのサポート
Gitフローに基づいたブランチ戦略を簡単に適用できます。
開発ブランチ、リリースブランチ、ホットフィックスなどの管理をスムーズに行えます。
マージとコンフリクト解決
マージ操作やマージ時に発生したコンフリクトの解決を
GUI上で視覚的に行えます。※コンフリクトとは:競合の事です
コミットのステージング
コミット前に、変更したファイルをステージ(インデックス)に
追加する作業をGUIで簡単に行えます。
リベース
リベース操作をGUI上で視覚的に行うことができます。
コミット履歴をきれいに整理できます。
複雑なリポジトリの管理が容易
大規模なプロジェクトや複数のブランチが混在する環境でも
ブランチやコミットの状況を直感的に把握できます。
統合されたGitフロー管理
Gitフローを使って開発プロセスを標準化しているチームにとって
ワークフローを管理するのに非常に便利です。
SourceTreeは、特に視覚的にGitの操作を行いたい開発者にとって効率的にプロジェクトを管理できる強力なツールとして利用できそうです。使い方については、私の開発するアプリケーションをローカルリポジトリで管理しているので、そちらの方を例に、今後記事として載せていく予定です。